CEO 鎌田 涼子/GM 佐野 俊輔
Q:キャディという仕事の良さを教えてください。
佐野:いろいろなお客様と出会って、楽しんでいただくためのお手伝いをすることで自分自身の「人間力」を高められることですね。キャディを始めた頃、プレーが終わって「佐野君ありがとう、楽しかったよ」という一言をいただくのが本当にうれしかったんです。一日中走って、考えて、お客様に気を配ってという仕事ですが、この言葉があったから続けていけたと今でも思っています。
鎌田:お客様からの言葉って、今でも本当にうれしいんですよね。プレーヤーの立場で見ている時は「キャディさんってこんなこともしてくれるのか」といつも感心していたんです。でも、自分がキャディをやるようになると、中の人間の立場として全体を広く見るようになります。
佐野:実際にキャディをやってみると、キャディの苦労もよくわかるよね(笑)。
鎌田:そうなんですよ。だから、キャディをやるようになって自分のプレースタイルも変わりましたね。両面から見ることで互いの立場や気持ちを理解できる。私は「究極の接客業」だと思っています
佐野:究極の接客業、まさにそれが当社のコンセプト。僕はゴルフを始めて半年くらいで会社を立ち上げ、お客様にいかに楽しんでもらうかだけを考えてキャディ業務をしていました。お客様に「ありがとう」と言ってほしくて頑張っていたあの頃の思いを、今後もスタッフと共有していきたいと思っています。
Q:キャディとして大切なことは何でしょうか。
佐野:会話力と先を読む力ですね。企業の経営者や社会的地位のある方などは接待という場も多いので、それも考えつつプレーをサポートする必要がありますし、会話の内容にも気をつけなければなりません。気を配りながら、考えながら的確に動くことが要求されるので、社会に出た時の対応力の差になって表れると思いますよ。
鎌田:それはありますね。同じ場所でもキャディ目線で見ると見え方は違うので、いつもと反対側から見る景色がどうなのかを体験して、考えることはこれからの人生でも絶対に役に立つと思います。
佐野:実はキャディの仕事には、社会人として必要な要素がすべて入っているんですよ。話す・聞く・先を読む・アドバイスする・そして間違ったら謝る。これが身につくので、どこへ行っても通用する力を持てるようになると思います。
鎌田:確かにきちんと謝るのは大事。お客様と接する以上いい加減なことは言えないので、間違えたら「すみません」、知らなかったら「申し訳ありません、知りませんでした」と言える気持ちはキャディとしても社会人としても大切だと思います。
Q:ゴルフの知識にまだ自信がないという人への指導はどのように行っていますか。
佐野:練習場でクラブの種類やメーカーを教えて、普通の男性、女性だったらこのドライバーで何ヤード飛ぶということから教えます。その後実際にゴルフ場に行ってバンカーとは、ラフとは、グリーンとは…と丁寧にレクチャーしてからコースに出てもらうので、安心してください。
鎌田:ゴルフが好きなら、上手ではなくても楽しんで覚えていく気持ちがあればできる仕事ですもんね。
佐野:そう、楽しむ気持ちが大事。プレーするお客様のサポート役なので、実際に自分でプレーしてみることが一番ですね。一度も打ったことがなくても、ドライバーを振って当たったらやっぱりうれしいじゃないですか。そういう喜び体験も含めて一つひとつゴルフの楽しさを覚えていって、仕事に生かせるようにサポートします。
鎌田:実際にお客様に付くようになると、身になるお話が聞けたり、上手な方のスイングやプレースタイルを見て勉強したりと楽しみも増えますよね。
Q:会社として一番大切にしていることは何でしょうか。
鎌田:一番のコンセプトは「接客」。キャディの業務自体は覚えてしまえば意外に簡単なんです。けれどゴルフはルールやマナーがあり、そこは信用に関わる部分ですから重要視しています。
佐野:そう、自分のペースだけではできない仕事ですから。まずはルールやマナーを覚えようという気持ちも、すべてはお客様に快適に過ごしてもらうための接客の基本です。あとはやはり会話力ですね。鎌田さんは相手の間合いを見ながら話ができる人なので、キャディとしてもとても優秀ですよ(笑)。
鎌田:いや、当社のキャディはみんなお客様からの評価が高いんですよ、おかげ様で。伝えたことをきっちりやるのは普通、みんなその先を見ながら自分で考えて業務をしてくれています。
佐野:当社ではキャディマニュアルを用意していますが、冒頭には「接客業である」と明記しています。僕は、自分の経験からキャディは「目配り・気配り・心配り」が基本と考えています。まずはサービスに徹すること、そしてお客様が危ない目に遭わないよう注意すること、そして必要があればお客様にアドバイスすること。
鎌田:目配り・気配り・心配り、本当にそれが究極。ゴルフ場っていろいろなことが起こるんですよ。だから事前にきちんと情報を得て、コースに出たらこの3つに徹すること。
佐野:お客様に楽しんでもらうためには何が重要かをその都度考えながら取り組んでいくことが大切ですね。すべてはお客様の立場に立ち、真心を持って接することです。
Q:今後の展望と、応募を考えている人に向けてメッセージをお願いします。
佐野:まずは関東のゴルフ場すべてで登録キャディが活躍できるようにすること。そして今以上に高い評価をいただけるように努力もして、キャディ業務やゴルフ場運営を請け負う会社として首都圏でナンバーワン、関東でナンバーワンになりたいですね。
鎌田:何を遠慮してるんですか(笑)全国でナンバーワンを目指しますよ!
あと、キャディやスタッフ同士、ゴルフ場を離れてもコミュニケーションをもっと取っていきたいかな。
佐野:今は半年に一度のコンペくらいなんですが、今後新しいコミュニケーションの形も取り入れていきたいですね。
鎌田:そう、勉強会や親睦会の機会を増やして、仲間同士の絆や仕事の知識をどんどん深めていきたいな。コースに出た時の体験、勉強になったことなどみんなで共有したいですね。
佐野:応募を考えてくださる方には、「一緒に頑張ろう」という気持ちさえあれば、楽しく笑顔で仕事ができる場所だ、とお伝えしたいと思います。キャディを経験することでゴルフも楽しくなりますし、コミュニケーション力も絶対に上達しますので、これからの人生のためにもぜひチャレンジしてください。
鎌田:とにかく「ゴルフが好き!」という気持ちから始まっている会社なので、もっとゴルフを好きになりたいという人、私たちと一緒に楽しみましょう。リンクスキャディでスキルアップしましょう。
ぜひお待ちしています。